歴史・仏教・真宗
風のかなたのラサ
−チベット学者  
青木文教の生涯−

高本康子 著
1,000円+税
A5並製・132頁
ISBN978-4-86566-040-1

風のかなたのラサ
大谷探検隊に参加し、ダライ・ラマ13世の知遇を得てラサに学んだチベット学者・青木文教の波乱の生涯をたどる。
【目次より】
第1部 おいたち
琵琶湖のほとり/京都の生活/大谷探検隊/ヒマラヤから来た王子
第2部 はじめての冒険
海の向こうへ/ダライ・ラマ13世/チベットの留学生/チベットへ/ヒマラヤ越え/チベットの家族
第3部 チベットの都ラサ
ラサへ/留学生として/ラサの生活/ラサの日本人たち/チベットを離れて
第4部 チベット学者として
最初の試練/『西蔵遊記』/長い長い試練/大陸での活動/チベット学をめざして

〈著者紹介〉北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員

新編
現代説教の真髄

神子上憲了 述
  洗聲会 編

1,500円+税
A5並製・148頁
ISBN978-4-86566-041-8

現代説教の真髄
昭和初期の東保流・節談説教の指南書が現代仮名遣いでよみがえる。
【目次より】
第一講 説教の意義と由来
名称/意義/起源/四弁/八音/高座について/印度における大家/中国における説教の起源/日本における起源 ほか
第二講 説教者の資格
慧皎の説/説教は田楽の如し/宗学と説教/宗学者にして説教大家たりし人/才能 ほか
第三講 練習の方法と作法
練習開始の年齢/獲麟寮の採れる方法/音聲について/態度について/出堂前の心得 ほか
第四講 説教の組織
総論/讃題/序弁/正宗弁/例題 ほか
第五講 口調の研究
弁舌の鍛錬/節と口調/梵唄と説教/音調総論/讃題の音調/地口調/引文の四口調 ほか
第六講 今後の問題
宗学の応用/論題の通俗化/祈祷問題 ほか
附録 獲麟寮規則

〈著者紹介〉東保福専寺第9代住職・獲麟寮第5代能化寮主

親鸞聖人と
山伏弁円と
板敷山

今井雅晴 著
1,000円+税
A4並製・44頁
ISBN978-4-86566-036-4

仏教・真宗と直葬
親鸞聖人を殺害しようとした悪人の回心物語として語られてきた弁円。板敷山周辺の実地調査や文献研究によりその真の人物像に迫る。

【目次より】
1 悪人の弁円
2 弁円はどのような人であったか?
3 山伏とは何か?
4 板敷山とはどのような山か?
5 ためらいながら板敷山で待ち伏せる弁円
6 親鸞聖人に如来を観た弁円
7 その後の弁円
8 板敷山の伝説

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

親鸞の妻
玉日は実在したのか?
−父とされる関白九条兼実研究を軸に−

今井雅晴 著
800円+税
B6並製・72頁
ISBN978-4-86566-035-7

仏教・真宗と直葬
親鸞の妻玉日について伝える基本史料および当時の社会背景や常識の検証により、玉日伝説の真実に迫る。
【歴史を知り、親鸞を知る 10】

【目次より】
「親鸞の妻は関白九条兼実の娘玉日」を伝える史料/玉日伝説の成立
九条兼実が法皇と呼ばれた、という話について/摂関家の娘たち
道長以降の摂政・関白と娘たち/九条兼実と娘
母の身分が低い子

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

大悲の妙用
−曽我・金子・山口先生の
鴻恩を憶う−

幡谷 明 著
2,000円+税
四六判上製248頁
ISBN978-4-86566-031-9

だいひのみょうゆう
大谷大学の金字塔、曽我量深・金子大榮・山口益の三師から、聞き学んだ真宗学と仏教学のみ教えを今に伝える著者渾身の講話録。

【目次より】
曽我量深先生の教えに導かれて
 一、大谷大学の学風
 二、曽我先生の法蔵菩薩・阿頼耶識論
金子大榮先生の教恩を偲ぶ
 一、清沢先生の精神主義と金子先生の浄土論
 二、浄土の探究
山口 益先生の学恩を思う
 一、近代仏教学を確立
 二、浄土教史観を展開

〈著者紹介〉大谷大学名誉教授

華厳
−無礙なる世界を生きる−

藤丸 要 編
2,400円+税
四六判並製436頁
ISBN978-4-86566-029-6

けごん
「奈良の大仏」で知られる毘盧遮那仏(盧舎那仏)を教主とする大乗仏教の精華『華厳経』には何が説かれているのか。インドで成立した『華厳経』の内容、中国・朝鮮での華厳教学の形成、日本における華厳宗の展開について概説し、さらのその思想の現代的意義や仏教美術史的・文化史的影響について多角的に論及。多彩にして豪華な華厳研究者らによる14篇の論考【龍谷大学仏教学叢書5】

【目次より】
第一章 『華厳経』とその美術
 『華厳経』とその教え
   −「入法界品」を中心にして−…………小林円照
 華厳経の美術
   −インド・ガンダーラを中心に−………宮治 昭
 
華厳経の美術
   −奈良時代の東大寺を中心に−…………梶谷亮治
第二章 中国の華厳
 中国華厳の形成−その光と影−………………木村清孝
 中国華厳思想の展開
   −社会変容に伴う問題意識の変遷−……吉田叡禮
第三章 新羅の華厳
 他人の仏でなく、自体仏を拝せよ
   −新羅華厳宗の実践的性格−……………石井公成
 新羅・元暁における華厳と浄土………………藤 能成
第四章 日本の華厳とその美術
 写経から『華厳経』関係経典の普及を考える……栄原永遠男
 日本における華厳宗の展開……………………藤丸 要
 東大寺の論義−華厳宗の論義−………………蓑輪顕量
 中世東大寺における講説
   −浄土往生をめぐる問題を中心に−……野呂 靖
 鎌倉の華厳………………………………………永村 眞
 高山寺の美術……………………………………赤尾栄慶
《特別講演録》
  華厳思想における現代的意義………………森本公誠

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

お釈迦さま最後の旅と葬儀
−浄土真宗の葬儀の一考察−

豊原大成 著
1,000円+税
B6並製・120頁
ISBN978-4-86566-027-2

最後の旅
お釈迦さま80歳の時、クシナガラで荼毘に付されるまでの最後の旅を克明に語る。
「自灯明・法灯明」の教えのもとで、弟子たちが執り行ったお釈迦さまの葬儀を述べ、浄土真宗の葬儀、さらには現代の葬送への思いを語る講義録。

【目次より】
1 お釈迦さま最後の旅 
2 お釈迦さまの葬儀
3 真宗における葬儀
附 インド周辺、仏教以外の葬法

〈編者紹介〉浄土真宗本願寺派元総長

仏教とカウンセリングの意義
−悩みに対する宗教的・心理的アプローチ−

友久久雄  
吉田 悟 編

4,600円+税
A5上製・308頁
ISBN978-4-86566-025-8

仏教・真宗と直葬
現代人が抱く多種多様な心の問題にどのように対応していくのか。宗教的アプローチと心理的アプローチに分けて、悩みの解決をめざすカウンセリングの手法について、心理学的な歴史や展開、理論と実践を多角的な視点で論述する。

【目次より】
第一章 人と悩み  

悩みの分類……友久久雄
第二章 救いの仏教

死の解決……友久久雄
第三章 癒しのカウンセリング

心理学の歩み……武藤有佑
臨床心理学の発展……吉川 悟
心理療法の開花……小正浩徳
カウンセリングの展開……滋野井一博
第四章 仏教とカウンセリングの接点
心理学における宗教性……児玉龍治 
ビハーラの歴史……伊東秀章
ターミナルケアにおけるビハーラ活動……吾勝常行
グリーフケアにおける仏教とカウンセリング……赤田太郎 

〈編者紹介〉
  友久久雄(龍谷大学客員教授)
  吉川 悟(龍谷大学文学部教授)

親鸞聖人と
ともに歩んだ
恵信尼さま

今井雅晴 著
1,000円+税
A4並製・48頁
ISBN978-4-86566-024-1

仏教・真宗と直葬
貴族の女性として、僧侶と結婚に踏みきった恵信尼さまは、87年の生涯をどのように生きたのか。誕生から結婚、京都や関東での生活、越後での老後、3つの時期に分け、その教養やバイタリティーに迫る。

【目次より】
1 妻として。京都・越後にて

恵信尼さまのころの家庭生活/貴族の女性の能力/学問と信心の家−三善家/政治の家−三善家/流罪の実態/越後の流人生活−何が大変だったのか
2 一家を支えて。関東にて

関東への旅−聖ではなかった/聖徳太子への崇敬−結婚生活の手本/文法からの研究「し」と「けり」/上野国佐貫で三部経千回読誦を見守る/常陸国下妻で夫は観音菩薩という夢を見る/夫を信頼する妻(1)九条兼実の妻藤原兼子/夫を信頼する妻(2)源義経の妻静御前/なぜ稲田に住んだのか−宇都宮頼綱の招き/布教−大きかった妻の力
3 一族のリーダーとして。再び越後にて

一人で帰った親鸞聖人/越後で支える妻恵信尼さま/家族のリーダー:子どもたち孫たちへの思い

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

半身の死を
生きる
−「哲学」を学ぶ者と
 「真宗」を学ぶ者との
対話−

谷本光男  
川添泰信 著

2,800円+税
B6上製・320頁
ISBN978-4-86566-022-7

仏教・真宗と直葬
誰もが経験する老・病・死の実際に、浄土真宗の教えがどのように対応していくことができるのか。右半身を病む哲学者に仏教者が肉迫する対話と論考。
〈谷本光男教授龍谷大学退職記念〉

【目次より】
第1部 対話

第1章 病について
第2章 命の意味、死の意味、感謝
第3章 死、人生の意味、感謝、社会、寛容
第4章 命の尊さ、仏教について
第2部

第1章 死について……谷本光男
第2章 真宗妙好人の生死観……川添泰信

〈著者紹介〉
  谷本光男(龍谷大学文学部教授)
  川添泰信(龍谷大学文学部教授)

親鸞聖人と
箱根権現

今井雅晴 著
800円+税
B6並製・104頁
ISBN978-4-86566-025-0

仏教・真宗と直葬
なぜ、親鸞聖人は、関東から帰洛する際にわざわざ険しい道を選び、箱根権現を訪問したのか。『親鸞伝絵』を制作した覚如の意図するところをも歴史的に検討する。
【歴史を知り、親鸞を知る 9】

【目次より】
親鸞聖人の箱根権現訪問/箱根権現と鎌倉幕府
青蓮院と慈円/親鸞聖人と聖覚/聖覚と青蓮院
聖覚と鎌倉幕府/箱根権現に至る道−二つの東海道−/暁の箱根社
その後の親鸞聖人と聖覚/『親鸞伝絵』の制作者覚如の意図

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

迦陵頻物語
附「海にいりて−慈信坊善鸞に−」「その他随想」

南部松雄 著
1,500円+税
B6並製・106頁
ISBN978-4-86566-017-3

かりょうびん
“面はふくよか、心は純真そのもので”と舞い、五代続いた雅楽の思いを、八十年の半生と共に語る。明治から昭和にかけて、浪速の雅楽の復興へと、今日の雅亮会の礎となる先人の想いを、少年期に舞った迦陵頻の鮮明な記憶から語る。他に、親鸞と善鸞の父子の物語、「海にいりて−慈信坊善鸞に−」を附す。

【目次より】
迦陵頻物語
きっとまた会える
海にいりて−慈信坊善鸞に−

〈著者紹介〉本願寺派寶林寺前住職

自らを裁け
−真のアイデンティティーを求めて−

可藤豊文 著
2,800円+税
四六上製・292頁
ISBN978-4-86566-014-2

自らを裁け
30年におよび女子大学にて宗教教育の講義を行ってきた著者が、真の自己を追求するこころの教育の必要性を説く講演録集。唯識を専門とする長尾重輝氏による論考「唯識と心理療法」を収載。

【目次より】
宗教教育の現場から
仏教における心の理解と瞑想
人の道・仏の道
私とは誰か−自己認識への道−
仏教の心理学と瞑想
ブッダの教えと癒し
唯識と心理療法……長尾重輝
信心の珠
文化創造の宗教的基盤
悟りってなんだろう
仏教における心の理解と瞑想
アンソロジー

親鸞聖人の
越後流罪を見直す

今井雅晴 著
800円+税
B6並製・96
ISBN978-4-86566-013-5

仏教・真宗と直葬
はたして念仏は禁止されたのか。仏教史上まれにみる極刑に遭った法然門下。最近の論考や史料により、流罪の実相を検証する。
【歴史を知り、親鸞を知る 8】

【目次より】
流罪に関する従来の見方と問題点/貴族の出身 親鸞聖人
念仏禁止の実際/後鳥羽上皇の処断/流罪と流刑地
なぜ流刑地が越後だったのか/越後国での実際の生活/後鳥羽上皇への非難
親鸞聖人は越後流罪を嫌がってはいなかった

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

倶舎
−絶ゆることなき法の流れ−

青原令知 編
2,400円+税
四六判並製480頁
ISBN978-4-86566-008-1

倶舎
インドの大学僧・世親の『倶舎論』によって大成されたアビダルマ・倶舎の教え。仏教の基礎学として受け継がれてきた深奥な“法”体系のエッセンスに迫る。【龍谷大学仏教学叢書4】

【目次より】
第一章 法を分析する
 法の概念…………………………桂 紹隆
 三世実有と法体恒有……………武田宏道
 諸法の体系−いわゆる五位七十五法−
          ……………那須良彦
 法の因果関係……………………武田宏道
第二章 迷いの現実を明かす
 須弥山の宇宙……………………若原雄昭
 輪廻する生き物たち……………本庄良文
 迷いをおこすもの−業と煩悩−
          ……………青原令知
第三章 悟りへの道を探る
 修行道と智慧……………………田中教照
 禅定の実践………………………K・プラポンサック
第四章 無我を論証する
 無我の理論………………………武田宏道
第五章 絶ゆることなき法の流れ
 法に向き合った人々……………青原令知
 世親『倶舎論』の衝撃…………福田 琢
 確かな継承−倶舎学の伝統−…本多至成
 《特別講演録》
  アビダルマ誕生の最初の痕跡
          ……………コレット・コックス
               那須良彦 訳

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

親鸞聖人の家族と絆

今井雅晴 著
800円+税
B6並製・88頁
ISBN978-4-86566-000-5

仏教・真宗と直葬
妻・恵信尼、息子善鸞など血族との関わり方から、親鸞聖人の家族に対する思いをひもとき、その絆が果たした社会との関係を探る。
【歴史を知り、親鸞を知る 7】

【目次より】
親鸞聖人と恵信尼さまの絆/東日本大震災と絆
親鸞聖人と親兄弟の絆/親鸞聖人と子どもたち
親鸞聖人と息子善鸞の絆/親鸞聖人の父親像・母親像

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

「縁起」と
地球環境

青木敬介 著
1,200円+税
四六並製・128頁
ISBN978-4-903858-97-5

仏教・真宗と直葬
東日本大震災による福島第一原発の崩壊をはじめ、人間の煩悩によって繰り返し起こされた今日の環境破壊。“いのち”の繋がりと支えあいで成り立つ地球環境が釈尊の「縁起」の道理といかに通じあうかを説く。

【目次より】
第一章 地獄をつくるもの
第二章 縁起=仏教の根本原理
第三章 浄土へのみちすじ
終 章 穢土と浄土

〈著者紹介〉「播磨灘を守る会」代表

仏教・真宗と直葬
−葬送の歴史と今後−

北塔光昇 著
1,000円+税
四六並製・136頁
ISBN978-4-903858-92-0

仏教・真宗と直葬
宗教意識が希薄化し、葬儀を行わず火葬のみで済ます直葬が増えつつあるなか、釈尊以来の葬送儀礼の歴史を概観し、今後の真宗葬儀のありようを探る。2013年度本願寺派布教講会講本。

【目次より】
序 章 直葬と葬式仏教
第一章 インド仏教における葬送儀礼と追善思想の興起
第二章 中国仏教における追善思想の発展と葬送儀礼
第三章 日本仏教における追善思想の受容と展開
第四章 今後の葬送儀礼と仏教伝道の方向性

〈著者紹介〉浄土真宗本願寺派勧学

仏教と現代物理学
−一休の【般若心経】を読む−

可藤豊文 著
4,800円+税
四六上製・478頁
ISBN978-4-903858-90-6

『大乗荘厳経論』第XVII章の和訳と注解
「般若心経」を一休宗純の著した「提唱」と「道歌」を元に、洋の東西を問わずあらゆる哲学、仏教、キリスト教、そして現代物理学などの先人たちの言葉から多面的にひもとき、理解を試みる。

【目次より】
序 章 『般若心経』概説/第1章 菩薩−悟れる衆生
第2章 色即是空・空即是色/第3章 仏教の意識論
第4章 縁起−無用の業縁/第5章 初転法輪
第6章 迷悟は我にあり/第7章 瞑想−マントラ

【龍谷大学仏教文化研究叢書30】
『大乗荘厳経論』
第XVII章の和訳と注解
−供養・師事・無量とくに悲無量−

能仁正顕 編
5,200円+税
B5判並製396頁
ISBN978-4-903858-91-3

『大乗荘厳経論』第XVII章の和訳と注解
インド瑜伽行派の典籍『大乗荘厳経論』を対訳・注解したシリーズ2冊目となる本書では、大乗菩薩道の核心とも言える「大悲」等を主題とした第XVII章を読み解く。チベット語訳・漢訳を併載。梵和・要語索引付き。

●執筆者●
荒牧典俊・岩本明美・上野隆平・大西 薫・桂 紹隆・加納和雄
内藤昭文・乗山 悟・早島 理・早島 慧・藤田祥道・若原雄昭

〈編者紹介〉龍谷大学教授

妙好人と石見人の生き方

神 英雄 著
1,800円+税
四六判並製284頁
ISBN978-4-903858-89-0

妙好人と石見人の生き方
「妙好人」と尊ばれる真宗の念仏者が多く育つ島根県・石見地方。その風土・歴史・文化をひもとき、ふるさとと向き合ってひたむきに生き抜いた近世から現代までの「石見人」22人の生きざまを追い、次代に伝える。

【目次より】
第1章 次世代を担うあなたへ
第2章 妙好人伝と石見の妙好人の歴史
第3章 近世・近代の妙好人

近重善太郎/磯七/小川仲造/浅原才市
第4章 現代の妙好人

木村晩翠/川上清吉/井上 功
秀浦健一/濱崎勝彌
第5章 近代の石見人

野田 慎/中原芳煙/豊原観一郎/猪口青璋
秦 佐八郎/小山一重/木村富士夫
第6章 現代の石見人

加納辰夫/三浦義武/藤田 威
久保田保一/五百蔵一夫/篠原茂幸

〈著者紹介〉浜田市世界こども美術館学芸課長・歴史地理学研究者

常陸の親鸞聖人
−常陸国府から鹿島神宮へ−

今井雅晴 著
800円+税
B6判並製72頁
ISBN978-4-903858-87-6

常陸の親鸞聖人
親鸞聖人が関東の拠点とした稲田草庵から、典籍を求め度々足を運んだ鹿島神宮。その道のりにある「お経塚」「爪かき阿弥陀堂」など聖人ゆかりの旧跡を巡り、聖人が歩まれた常陸国の真宗風土を味わう。
【歴史を知り、親鸞を知る 6】

【目次より】
親鸞聖人と常陸国/常陸国府跡/霞ヶ浦の御草庵=如来寺
お経塚/爪かき阿弥陀堂/鹿島神宮
無量寿寺(鉾田市鳥栖)/無量寿寺(鉾田市下富田)

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

仏教とカウンセリングの理論と実践
−仏の教えと心の癒し−

友久久雄 編著
3,500円+税
A5判上製320頁
ISBN978-4-903858-83-8

仏教とカウンセリングの理論と実践
釈尊の教えと対機説法という伝道の姿勢が、いかにカウンセリングの「傾聴」にかなっているかを説く。また個人の悟りへの目覚めという宗教的体験や寺院での活動報告を挙げ、仏教カウンセリングの実際を示す18篇。

【目次より】
第一章 臨床における仏教とカウンセリング
 ……………………………………………友久久雄
第二章 仏教の実践
 ……友久久雄/吾勝常行/藤 能成/原田哲了
第三章 仏教カウンセリングの歴史
 ………………………………児玉龍治/伊東秀章
第四章 釈尊とカウンセリング
 ………………………………李 光濬/小正浩徳
第五章 仏教とグリーフケア
 ………………小池秀章/赤田太郎/黒川雅代子
第六章 目覚めの体験
 ……友久久雄/久保裕子/丸山顕子/中盛清人
第七章 浄土真宗寺院における相談活動
 ………………重野井一博/中尾将大/石丸真證

〈編者紹介〉龍谷大学教授

下野と親鸞

今井雅晴 著
1,500円+税
品切
四六判並製174頁
ISBN978-4-903858-77-7

下野と親鸞
越後流罪を許されたのち、42歳の親鸞は家族とともに関東へと向かう。ひとり京都に戻る60歳頃までの20年間弱の時間は、円熟する人間親鸞の思想形成において、どのような影響をもたらしたのだろうか。
親鸞伝絵に描かれる場面描写や各種史料典籍を手がかりに、著者自らが下野(栃木県)を丹念に踏査。親鸞の史跡をつぶさに追いかけ、豪族・宇都宮頼綱はじめ、高田門徒、二十四輩の門弟たちなど、親鸞と深く関わった人々とどのように関わり、どのように教えを説いたかを簡明にひもとく。【オールカラー】

【目次より】
1、京都・越後から下野へ/2、親鸞、下野をめぐる/3、宇都宮頼綱とその一族/4、親鸞と高田/5、高田門徒の発展/6、二十四輩の門弟たち/7、親鸞と和讃など/8、親鸞没後の浄土真宗

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

親鸞をめぐる
人びと

今井雅晴 著
2,000円+税
四六判上製204頁
ISBN978-4-903858-78-4

親鸞をめぐる人びと
平安・鎌倉期の政治や文化を担った後鳥羽天皇や九条兼実、北条政子など、親鸞をめぐる貴族と武士に焦点をあて、各人物の生きざまを史書をひもとき考察。親鸞が生きた時代に迫る。

【目次より】
日野範綱/日野宗業/三善為康/三善康信/九条兼実/九条良通・良経/九条任子/熊谷直実/宇都宮頼綱/塩谷朝業/笠間時朝/稲田頼重/三善康清/大胡実秀/北条政子/北条泰時/後鳥羽天皇

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

天台
−比叡に響く仏の声−

道元徹心 編
2,400円+税
僅少
四六判並製440頁
ISBN978-4-903858-76-0

天台
「教観双美」(教義と実践行の二者一具)といわれる天台仏教のありようを、声明や造像を含めた幅広い視点から捉える。千日回峰行者など13人の多彩な執筆者による論考を収載。【龍谷大学仏教学叢書3】

【目次より】
第一章 中国天台の教義
 中国天台の特色…………………坂本廣博
 天台における修行の理念………武 覚超
第二章 日本天台の教義と展開
 日本天台の教学論争……………淺田正博
 天台本覚思想論…………………末木文美士
 院政期の浄土教…………………道元徹心
第三章 天台の実践行
 好相行の実際……………………堀澤祖門
 常坐三昧の体験を通して………小林祖承
 常行三昧の体験を通して………高川慈照
 天台の論議と看経行……………清原恵光
 千日回峰行の体験を通して……藤波源信
 天台修験の教義と実践…………田中利典
第四章 天台声明と芸術
 天台声明の実際…………………齊川文泰
 天台の仏像を彫る………………向吉悠睦
紀行文………………………………道元徹心

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

関白
九条兼実を
めぐる
女性たち

今井雅晴 著
800円+税
B6判並製94頁
ISBN978-4-903858-74-6

関白九条兼実をめぐる女性たち
親鸞聖人や恵信尼に大きな影響を与えた九条兼実。その人生および鎌倉期の貴族社会を、兼実の実母、妻、娘など彼に関わる女性たちを通して浮き彫りにする。
【歴史を知り、親鸞を知る 5】

【目次より】
三善家・日野家と九条家/九条兼実/実母 加賀/嫡母 藤原宗子/養母 藤原聖子/乳母 御匣殿/妻 藤原兼子/息子良通の妻 帥/娘 九条任子/孫 昇子内親王

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

蓮如の
女性観と
蓮能尼

美濃順亮 著
2,000円+税
四六判並製276頁
ISBN978-4-903858-69-2

蓮如の女性観と蓮能尼
飢饉・戦乱にあえぐ民衆の心の救済を願い、本願寺教団の再興を為した蓮如は、宗教者としてどのように女性と向き合ったのか。花王(株)取締役を務めた著者が、改革者・組織者としての蓮如と、その晩年を支え、能登畠山家の出自ゆえの艱難に耐えて共に遇法の喜びに生きた蓮如の妻・蓮能尼の生涯に迫る。

【目次より】
第一章 大衆宗教の起こりと他力本願
第二章 浄土真宗の女性観
第三章 蓮如の女性救済
第四章 蓮如を看取った蓮能尼
第五章 科学・技術と宗教の対話
講演記録 「いのち」と「生命」

〈編者紹介〉京都光華女子大学短期大学部教授

西域
-流沙に響く仏教の調べ-

能仁正顕 編
2,400円+税
四六判並製304頁
ISBN978-4-903858-65-4

西域
古来よりシルクロードが通り、多くの民族が興亡を繰り返した中央アジア。紀元前5世紀、インドで生まれた仏教は、ここ西域のオアシス諸都市でさまざまな異文化要素と融合して変容し、やがて中国・日本へと伝播していく。しかし独自の仏教文化を開花させた西域仏教も、13世紀以降、イスラームの浸透により衰亡の道を辿り、やがて流沙に埋もれ、忘れ去られることになる。本書では、大谷探検隊将来物をはじめとした文献や遺跡の図版多数を交え、多角的視点から日本仏教の源流である西域仏教の往時の姿に迫る。【龍谷大学仏教学叢書2】

【目次より】
第一章 大谷探検隊の足跡
 大谷探検隊の足跡をたどって……入澤 崇
 チベットの大谷探検隊……………能仁正顕
第二章 西域出土の仏教文献
 シルクロード出土資料からの発言
         …
上山大峻
 大谷コレクションと敦煌資料……三谷真澄
 トルファン資料の意義……………三谷真澄
第三章 西域にひろがる宗教世界
 仏教と異宗教………………………山田明爾
 ソグド人の宗教……………………吉田 豊
第四章 西域にひろがる仏教美術
 阿弥陀仏像の源流を求めて………能仁正顕
 西域の仏教美術……………………宮治 昭
 壁画復元……………………………入澤 崇

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

親鸞聖人
 稲田草庵

今井雅晴 著
800円+税
B6判並製74頁
ISBN978-4-903858-66-1

親鸞聖人 稲田草庵
家族と共に関東に移住した親鸞聖人、その関東で最も長く住む稲田草庵とはどんなところだったのか。法然門下の宇都宮頼綱をはじめ、聖人を慕う門弟達の動向を交えて歴史的に実証してゆく。
【歴史を知り、親鸞を知る 4】

【目次より】
「関東」と「稲田」についての再検討

『親鸞伝絵』による誤解/常陸国は豊かなところ
稲田は賑わっていた/稲田神社と『教行信証』
笠間郡稲田郷の領主・宇都宮頼綱

下野国中南部の大豪族/笠間郡(新治東郡)への侵略
法然の門弟となる/稲田頼重
九条家領常陸国小鶴荘

恵信尼の父三善為教は関白九条兼実に仕える
常陸国小鶴荘
専修念仏の布教

呪術は当時の科学/人間性
『教行信証』の執筆

参考文献をどこに求めたか
周囲の人々の学問的水準

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

仏教と宮座の研究
−仏教伝承文化論考−

浦西 勉 著
9,000円+税
A5判上製486頁
ISBN978-4-903858-52-4

仏教と宮座の研究
近畿地方の村落共同体の祭祀組織「宮座」の起源と変遷を論述。寺院の法会を担う村落組織が宮座の初期とするが、中世以降、神仏習合や神道との繋がりの中で変容をしていく宮座の諸相を詳説。更に、同様な共同体組織・真宗の「講」にも触れ、吉野地方の蓮如の教線拡大の実像も論証。


【目次より】
第一章 宮座の様式に関する通時的論考
第二章 近世的宮座における神宮寺と神社の関係
第三章 宮座の諸相
第四章 宮座の文化に関する通時的考察

〈著者紹介〉龍谷大学非常勤講師

二十九歳の親鸞聖人

今井雅晴 著
800円+税
B6判並製84頁
ISBN978-4-903858-51-7

二十九歳の親鸞聖人
六角堂参籠、法然聖人への入門、恵信尼さまとの出会いなど、その後の人生を決定づけた29歳の時のできごとに焦点をあて、道を求め苦悩する親鸞聖人の実際に迫る。
【歴史を知り、親鸞を知る 3】

【目次より】
比叡山での修行

親鸞聖人の出自について
比叡山での修行
六角堂参籠

参籠の形について/観音菩薩の夢告
聖徳太子について/暁をめぐって
法然聖人への入門

他力と自力/選択の時代/末法思想の中で
吉水草庵の法然聖人/法然聖人への入門
吉水草庵での学び
恵信尼さまとの出会い

吉水草庵での出会い/三善家の伝統
黒谷の念仏者

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

日本の宗教と文化
−陰陽師、勧進聖らの担った民俗信仰−

京都光華女子大学真宗文化研究所 編

2,400円+税
四六判上製274頁
ISBN978-4-903858-49-4

譬喩に学ぶ
海と山に囲まれた自然の中で、日本人の罪業意識や宗教観はどのように培われていったのか。庶民の生活に密着した民俗信仰の諸相を、陰陽道の実際、勧進聖の活動、熊野信仰、神仏習合などの動向によって窺う講演録集。
【目次より】

自然崇拝と霊魂崇拝・・・・・・・・・児玉 允
山中他界と海洋他界・・・・・・・・・根井 浄
巫術・占術・呪術―陰陽道の歴史―・・木場明志
苦行と滅罪・・・・・・・・・・・・・加藤基樹
作善と勧進・・・・・・・・・・・・・豊島 修
神と仏―神仏習合―・・・・・・・・・根井 浄

〈著者紹介〉
  児玉 允(真宗文化研究所前事務室長)
  根井 浄(龍谷大学教授)
  木場明志(大谷大学教授)
  加藤基樹(富山県〔立山博物館〕学芸員)
  豊島 修(大谷大学名誉教授)

柿本人麻呂の石見

神 英雄 著

2,500円+税
四六判並製362頁
ISBN978-4-903858-45-6

譬喩に学ぶ
万葉集の代表的な歌人「柿本人麻呂」はどこを歩き、何を想い、歌を詠んだのか。古代景観が残る石見を歴史地理学の手法により踏査し、人麻呂にまつわる古代の謎に挑み、石見の風土・思想・文化に迫る。
【目次より】

第一章 石見の景観と人麻呂伝説
第二章 石見の古代山陰道
第三章 石見相聞歌の景観
第四章 臨死歌群の景観
第五章 人麻呂石見生誕伝説
第六章 鴨島伝説
第七章 齋藤茂吉の夢
第八章 亀山考
第九章 柿本人麻呂と人丸神社
第十章 志都の石室と浮沼池
付 章 おくの細道考

〈著者紹介〉
  神 英雄(石正美術館主任学芸員・島根県社会教育委員)

譬喩に学ぶ
−仏典の言葉より−

大田利生 著

1,500円+税
品切
四六判並製222頁
ISBN978-4-903858-46-3

譬喩に学ぶ
「二河白道の譬」をはじめ、仏典に描かれたさまざまな譬喩や対話的表現を改めて読み解き、いかに生きるかを考える短篇集。

【目次より】
 人生のはかなさ(『根本説一切有部毘奈耶薬事』より)
 罪障と功徳(「二河白道の譬」より)
 善き友(『仏所行讃』より)
 人間に生まれて(『無量寿経』『教行信証』より)
 地獄の風景(『往生要集』より)
 キサーゴータミーの話(『ダンマパダ・アッタカター』より)  ほか

〈著者紹介〉龍谷大学文学部教授

恵信尼さまってどんな方?

今井雅晴 著
800円+税
B6判上製72頁
ISBN978-4-903858-40-1

恵信尼さまってどんな方?
恵信尼さまが鎌倉時代の習俗のなかでどのような生い立ちであり、親鸞聖人とともに京都を離れ、新天地でどの様な暮らしぶりをされたか。その生活力を今日に生かす。
【歴史を知り、親鸞を知る 2】

【目次より】
選択の時代
恵信尼さまの出身

京都の貴族出身説と越後の豪族出身説
中級の貴族・三善家
京都における恵信尼さま

日常的な生活
家庭的・社会的あり方−自立に関して−
親鸞聖人との結婚
尼・恵 信

越後から関東へ
親鸞聖人の帰京
越後での生活と尼恵信
恵信尼さまの出家
恵信尼さまの極楽浄土観

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

親鸞聖人と東国の人々

今井雅晴 著
800円+税
品切
B6判上製72頁
ISBN978-4-903858-39-5

親鸞聖人と東国の人々
鎌倉時代の東国で、親鸞聖人はどのような人々を相手に、教えを説いたのか。代表的な弟子達に焦点をあて、彼らの生活と親鸞聖人の教えがいかに結びついたかを説く。
【歴史を知り、親鸞を知る 1】

【目次より】
親鸞聖人のイメージ

息子・善鸞を勘当した親鸞聖人
悪人正機説を強調する親鸞聖人 他
歴史のなかの親鸞聖人

親鸞聖人の時代と私たちの時代 他
東国の人々と親鸞聖人

東国の門弟
山伏弁円
二十四輩第一・性信について 他
家族・友人のなかの親鸞聖人

友人のなかの親鸞聖人
家族のなかの親鸞聖人
親鸞聖人は東国の人々をいかに感動させたか

念仏往生の教え
信心の念仏と信頼
報謝の念仏

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

唯識という思想
−心の深層を開く−

長尾重輝 著
2,000円+税
僅少
四六判上製224頁
ISBN978-4-903858-36-4

唯識という思想
大乗仏教の起こりとなり、大乗の根本として今日まで受け継がれてきた唯識思想。人間の心の問題を深く追求し、自由なる真の悟りの境地へ至る道を明らかにした唯識思想の真髄を分かりやすく語る。

【目次より】
第一章 大乗仏教の成立

第一節 釈尊から大乗仏教へ
第二節 中観思想
第二章 唯識思想

第一節 中観から唯識へ
第二節 唯識思想
第三章 八識説

第一節 六識から八識へ
第二節 アーラヤ識
第四章 三性説

第一節 知られるべき三相
第二節 三性の相互関係
第五章 悟りへの道

第一節 三性への悟入(入所知相)
第二節 修行の階梯
第三節 修行の完成

〈著者紹介〉京都光華女子大学真宗文化研究所室員

【龍谷叢書XX】
『大乗荘厳経論』
第I章の和訳と注解
−大乗の確立−

能仁正顕 編
2,500円+税
品切
A5判並製200頁
ISBN978-4-903858-37-1

『大乗荘厳経論』第I章の和訳と注解
「大乗は仏説なり」――
唯識の教えをもとに、菩薩の実践道を解き明かした『大乗荘厳経論』。その第I章を対訳し注解することにより、近代仏教学が久しく探求してきた問題が今ここに明らかになる。梵和・要語索引付き。


●執筆者●
荒牧典俊 桂 紹隆 早島 理 芳村博実 内藤昭文
能仁正顕 藤田祥道 乗山 悟 那須良彦 長尾重輝

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

赤さび色の空を見た
−大阪・お寺の子供の戦争体験−

南部松雄 著
2,000円+税
四六判上製320頁
ISBN978-4-903858-31-9

赤さび色の空を見た
卒業式のためにと、集団疎開から我が家に帰った少年たちを待ち受けたものは、あの昭和20年3月13日のB29による大阪大空襲であった。幼い頃から慣れ親しんだ大阪の街並みはことごとく焦土と化し、小学校も焼失する。
開戦から集団疎開そして敗戦、更には学制改革等―。衣食住の全てを失いつつあった戦中・戦後の混乱の中を生きた少年の心の闇と葛藤を、自らの「疎開日記」をもとに克明に描く。
軍国主義の偽善と戦争の凄惨さを、体験と日記をもとに訴え、混乱から立ち上がっていく大阪の・住吉の人びとの人情をも活写。


【目次より】
開戦

梅ばちの記章とともに/船行く船行く空だ/男の征くところ/欲しがりません 勝つまでは/家族のこと/集団疎開日記前夜/毎日お読みなさい
集団疎開

網引き・デング熱/イナゴをみんなでやいてたべた/白米をいただいた/地震・警報・防空壕掘り/日記にすべてを書いたか/体当り友軍機のこと/なにわの南住之江の/書簡五通 他
空襲

赤さび色の空を見た/逃げる/きれいさっぱり出直しだ/あられ打つ霰松原/今宮中学校/伴教官と岩橋校長のこと/「広辞林」と「大字典」/ぼろ屑の中の屍体と犬の生首/阪堺電車 他
敗戦

皇国をふたたび立てる/消しゴムのあと/消えることのないもの

〈著者紹介〉大阪・本願寺派宝林寺住職

親鸞浄土教と
師弟像

川添泰信 著
2,400円+税
四六判上製274頁
ISBN978-4-903858-32-6

親鸞浄土教と師弟像
親鸞聖人が師と仰ぐ法然聖人をはじめ、印度・中国の高僧などの教えをたどりつつ、師弟間の敬いと導きの関係性を考察し、今日にいきる念仏弘通のための基本的姿勢を窺う。

【目次より】
第一章 師弟論の問題

現代と師弟/釈尊と師弟/真宗と師弟
第二章 祖師の教え

龍樹菩薩/天親菩薩/曇鸞大師/道綽禅師/善導大師/源信和尚
第三章 法然聖人の師弟像

法然聖人の事績/法然聖人の高僧像/法然聖人の善導像/法然聖人の継流
第四章 親鸞聖人の師弟像

祖師像/二つの祖師像/崇敬の三側面/崇敬の問題/崇敬の意味/諸仏と法然聖人/恵信尼公と親鸞聖人/親鸞聖人と門弟/二つの立場
第五章 『歎異抄』の師弟像

親鸞聖人の祖師像/唯円の祖師像/親鸞聖人の門弟像/唯円の同朋・同行像/『歎異抄』と法然聖人・親鸞聖人
第六章 和国の教主論

親鸞聖人前期の太子像/親鸞聖人後期の太子像/二種の太子像/親鸞聖人の太子像
第七章 真宗の師弟像

覚如上人の祖師像/存覚上人の祖師像/蓮如上人の祖師像/妙好人の祖師像

〈著者紹介〉龍谷大学文学部教授

唯識
-こころの仏教-

楠 淳證 編
2,400円+税
四六判並製400頁
ISBN978-4-903858-22-7

唯識
「こころ」を解き明かすことによって人を安らぎの世界へと導びこうとする「唯識仏教」。インド・中国・日本において展開した唯識仏教の成仏道を明らかにした上で、行基・貞慶の求道・実践の姿や興福寺の法会から、南都の学僧たちがこの教えをいかに受けとめ、どのような仏教文化を育んでいったのかを浮き彫りにする。また、西洋心理学・カウンセリングとの出会いにより新たな展開も見せる深厚な「こころの仏教」の現代における諸様相を読み解く。

【目次より】
第一章 唯識仏教における成仏道-インドから日本へ-
 インド唯識におけるヨーガの実践………芳村博実
 中国唯識における悟りの構造……………長谷川岳史
 日本唯識における行道観と臨終思想……楠 淳證
第二章 唯識仏教と興福寺
 唯識仏教の利他菩薩道……………………横山紘一
 興福寺貞慶の『愚迷発心集』……………多川俊映
第三章 興福寺の法会と伝統芸能
 中世興福寺の学侶教育と法会……………永村 眞
 南都の慈恩会………………………………松尾恒一

 興福寺と日本の伝統芸能…………………森谷英俊
第四章 伝統芸術とこころ
 安息の世界−聞香の「こころ」−………三條西公彦
 寂静の世界−造仏の「こころ」−………江里康慧
第五章 こころの科学
 唯識仏教と深層心理学……………………岡野守也
 こころとカウンセリング…………………友久久雄
 仏教カウンセリング………………………奈倉道隆
〈特別講演〉初期瑜伽行派における修行道の諸相
        ………………シュミットハウゼン

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

ブッダのことばから
浄土真宗へ

荒牧典俊 著
京都光華女子大学
真宗文化研究所 編
2,000円+税

品切
四六判上製216頁
ISBN978-4-903858-18-0

ブッダのことばから浄土真宗へ
インドから中国を経て日本へ至る仏教思想史を見渡し、根源にあるブッダの教えを、残された言葉や典籍、仏教彫刻から読みとき、さらに親鸞聖人が浄土真宗へつながる七高僧の思想をいかに受容したかを論究。

【目次より】
序 章 インド大乗佛教から浄土真宗へ
第一章 ブッダのことば
第二章 大乗経典運動の起源
第三章 浄土思想の展開

〈著者紹介〉京都光華女子大学真宗文化研究所所長

親鸞と如信

今井雅晴 著
1,800円+税

四六上製180頁
ISBN978-4-903858-17-3
親鸞と如信
親鸞の初孫・如信は、初期真宗教団ではいかなる存在であったか。父・善鸞の事件、その中での如信の心境と関東の門弟達の関係を、史料を駆使して読み解く。覚如による本願寺三代伝持の如信の位置付けをも論証。

【目次より】
第一章 親鸞と如信
第二章 如信の誕生と親鸞
第三章 善鸞の事件と如信の関東下向
第四章 如信の関東での活動
第五章 如信の信仰と覚如の『口伝抄』
第六章 大網門徒の成立と如信の入滅
第七章 大網門徒の展開
第八章 歴史のなかの親鸞と如信

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授

古今むかし物語

湯田利惠子 文・絵
1,800円+税

僅少
A5判並製240頁
ISBN978-4-903858-15-9

いのちに聞き、いのちを説く
釈尊と仏弟子の教えを尊ぶ説話から、仏教の功徳を説く人間味あふれる「今昔物語」まで、情景描写豊かな美しい絵と文で綴る55編。

【目次より】
天竺篇
三帰の法文/センドウ王の出離/尊者の弟/一衣の功徳/ワラタの出家/髪起長者/頂上池の龍/金色の鹿/愛別離苦 ほか
中国篇
柿の葉の契り/五亀報恩/忘恩果報/飲銅地獄/阿弥陀ヶ淵の魚/蛙鳴読経/示現の古寺/老女と卒塔婆/三人の正直者 ほか
日本篇
地蔵の示現/清水の風/二人の持経者/耳売り法師/小大進の出家/本の元興寺のこと/魚と経巻/阿弥陀の利益/清水坂の嫗 ほか

〈著者紹介〉
  
浄土真宗本願寺派僧侶
  「自照同人」表紙、本文カットを担当。

宗教教育の現場から
女子大生

自己のアイデンティティーを求めて

可藤豊文 編著
1,800円+税

四六上製218頁
ISBN978-4-903858-14-2
宗教教育の現場から 女子大生
仏教をはじめて学んだ女子大生たちが、「生きる意味」を真摯に問い模索していく姿を綴る「仏教レポート」。若者の心を知る一書。

【目次より】
第1章 自己省察のために
第2章 危ういかな人間
第3章 生と死の帳を超えて
第4章 内なる源泉に向かって

〈著者紹介〉京都光華女子大学短期大学部教授

大鳥山
明西寺史


廣岡祐渉 著
15,000円+税

A5上製1222頁
ISBN978-4-903858-11-1
大鳥山明西寺史
江戸期の念仏道場に始まり、近世・近代の社会制度に立ち向かった大和・真宗寺院の一大記録。

江戸中期大和五條の地で、惣道場から寺院へと移行する様相を、本末・檀家制度の史料を駆使しながら解明。
当寺所蔵の「永代記録帳」等を主に、本堂・伽藍(庫裏・太鼓楼等)および各御影が備わる過程を解明し、当地域の門徒の信仰の熱意を窺う。
大正期、当寺住職の廣岡智教が起こした「黒衣同盟」は被差別部落解放の「水平社」運動に深く密接に呼応する。全国に拡がるこの二つの運動を、新聞・雑誌等の資料から解明。
戦後、五條地区は幾つもの天災に遭う、その都度、門徒と一体となって本堂・伽藍の修復に奔走する様相を、社会背景と共に克明に記す。

【目次より】
第一章 明西寺の黎明/第二章 明西寺と共に/第三章 明西寺本堂/第四章 明西寺堂宇/第五章 法要勤修記録/第六章 堂宇修復記録/第七章 門徒の組織化/第八章 黒衣同盟/第九章 社会関連/第十章 地誌・伝承/第十一章 資料等

〈著者紹介〉本願寺派明西寺住職

仏教思想の
奔流

京都光華女子大学
真宗文化研究所 編
2,500円+税

四六判上製340頁
ISBN978-4-903858-05-0

仏教思想の奔流
仏陀の教えはいかに広がり受容されているのか。また、その仏教思想の内実はどのようなものなのか。教理を伝え続けた高僧たちの行跡とその思想、僧伽と世俗の実態、中国への伝播の実相、現代の東南アジアの信仰生活まで詳述する。

【目次より】
大乗仏教の人間観
 −瑜伽行唯識学派を中心に−
…… 早島 理
仏教の伝来と受容
 −中国仏教の成立−    
…… 木村宣彰
上座部仏教の成立から現代の南方仏教
              
…… 太田清史

〈著者紹介〉
  早島 理:滋賀医科大学医学部医学科教授
  木村宣彰:大谷大学学長
  太田清史:札幌大谷大学学長

存覚上人の歩船鈔
訳註と校異


松本巧晴 著
10,000円+税

A5上製214頁
ISBN978-4-921029-98-2
存覚上人の歩船鈔 訳註と校異
『教行信証』の註釈『六要鈔』など、多くの著書を遺された存覚上人。室町時代における浄土教に立脚した簡潔な仏教概論として名高い、『歩船鈔』に意訳と註をほどこす。

【目次より】
歩船鈔 本
法相宗/三論宗/華厳宗/天台宗
歩船鈔 末
真言宗/律宗/倶舎宗/成実宗/仏心宗/浄土宗
本文極索引

〈著者紹介〉本願寺派尊重寺住職

真宗史試論
本願寺の
鑰役


日野照正 著
8,000円+税

僅少
A5上製482頁
ISBN978-4-921029-89-0
正信念仏偈聞書の研究
親鸞聖人真影を収める厨子の鍵を司る、鎰役。その設置の経緯を述べ、近世・近代の鎰役の推移について詳述する論考「本願寺の一家衆と鎰役」と、翻刻史料「司鎰録」によって任務の実態を明らかにする。

【目次より】
本願寺の一家衆と鎰役
本願寺の一家衆/本願寺の鎰役/近代本願寺教団の変容/本願寺教団独自路線指向

史料篇 司鑰録
御戸之記/被仰渡候条々控(仮称)/興善寺/順興寺/明覚寺/慈敬寺/法盛寺/毫摂寺/超勝寺/本行寺/本善寺/教行寺

〈著者紹介〉本照寺前住職・文学博士・本願寺名誉侍真

真宗史試論
摂州の
真宗展開


日野照正 著
10,000円+税

A5上製694頁
ISBN978-4-921029-90-6
正信念仏偈聞書の研究
初期真宗から近代に至る、摂津国における教化、一向一揆、石山合戦、東西分派など寺院と門徒の動向を詳細に分析。また、江戸以降の教団における本照寺の役割について詳細に論述。「本照寺由緒略記」他翻刻収載。

【目次より】
摂津国における初期真宗の展開/富田光照寺と本遇寺/摂津国における蓮如壮年期の行化/摂津富田寺内の形成/摂津富田教行寺の開基の時期/摂津国における蓮如晩年の教化/摂津国における一向一揆と富田寺内/大坂坊舎石山御坊をめぐる動乱/富田光照寺の地位と役割/東西分派と摂州 ほか

史料篇

〈著者紹介〉本照寺前住職・文学博士・本願寺名誉侍真

宗教の相貌

京都光華女子大学
真宗文化研究所 編
2,000円+税

四六上製296頁
ISBN978-4-921029-85-2

宗教の相貌

キリスト教、イスラーム、浄土教など世界の主要な宗教が、人間をどうとらえ、導こうとしているのか。人間と宗教のあるべき姿を考える6篇。

【目次より】
キリスト教−民族宗教から世界宗教へ−
         
近藤十郎(同志社女子大学教授)
ヒンドゥー教−ヒンドゥーの神とその造形−
         
畠中光享(京都造形芸術大学教授)
浄土教−人間とは何か−
         
延塚知道(大谷大学教授)
イスラーム教−帰依と律法−
         
小田淑子(関西大学教授)
チベット仏教文化の拡がり−チベット・モンゴル−
         
小野田俊蔵(佛教大学教授)
タオイズムについて
         
加島祥造(元横浜国立大学教授)

究竟
一乗宝性論
講読


相馬一意 著
4,000円+税

品切
B5並製232頁
ISBN978-4-921029-75-3
正信念仏偈聞書の研究
如来蔵関連の経典からの丁寧な引用と、仏性説を体系的に説いた、如来蔵思想の総論として名高い「宝性論」を読み説く。
平成17年度安居講本。


【目次より】
解説篇
 第1章 如来蔵思想について
 第2章 著者と訳者について
 第3章 漢訳『宝性論』の構造と各品の内容
購読篇
 巻第一・巻第二・巻第三・巻第四


〈著者紹介〉本願寺派司教・龍谷大学教授
芸能史の
なかの
本願寺

─能・狂言・茶の湯・花の文化史─

籠谷眞智子 著
7,000円+税

A5上製370頁
ISBN978-4-921029-71-5
正信念仏偈聞書の研究
日本文化の深層に息づく伝統芸能を取り入れて、時代の波を乗り越えながら教団の伸張を図る本願寺。室町期の蓮如、織豊政権下の石山本願寺、家康の東西分派の時代、本願寺が深く能・狂言・茶の湯・立花・和歌などの芸能と深く結びつく様相を論証。本願寺第十代・証如の『石山本願寺日記』、下間少進法印仲之の『能之留帳』等の一級史料を駆使して、芸能史の中に生きる本願寺教団の一側面を顕現。巻末には今日伝来する真桑文楽『蓮如上人一代記・嫁威の段』の台本を全文掲載。

【目次より】
第1部 本願寺の能・狂言
 1 蓮如時代の能・狂言
 2 実如・証如時代の能・狂言
 3 証如時代寺内手猿楽の実態 他
第2部 真宗文化の発見
 1 本願寺の茶の湯概観
 2 慶寿院と茶の湯
 3 天正時代の茶の湯

〈著者紹介〉京都女子大学名誉教授・文学博士
妙音院了祥述
『正信念仏偈聞書』
の研究

─善導篇─

濱田耕正 著
15,000円+税

菊判上製函入
472頁
ISBN978-4-921029-68-5
正信念仏偈聞書の研究
妙音院了祥は、江戸後期の大谷派学僧で『歎異抄』の著者を河和田の唯円と提起した洞察力の鋭さで知られる。『正信念仏偈聞書』は了祥が『正信念仏偈』を128会にわたって講義した述録で、静岡県恩高寺に蔵されていたものを翻刻。その半分に及ぶ善導章をこの度、「源空・源信篇」に続いて第三章として刊行。本文の典拠を聖典に求め、その意とするところを補注で明らかにする。

【目次より】
第三章 善導章を弁ず
 序説
 第一節 善導伝を評す
 第二節 善導の金剛心についての考察
 第三節 宗祖の金剛心
 第四節 善導章偈文の解釈

〈著者紹介〉同朋大学名誉教授
日本仏教
源流章

朝枝善照 著
1,905円+税

僅少
四六並製176頁
ISBN978-4-921029-67-8

インドより伝えられた仏教が、古代から平安期にかけ、土着信仰や祭祀体系の中にどのような受容、展開されていったのかを、当時の国際的・国家的背景を踏まえつつ多角的に考察。また、『日本霊異記』などから数多くの仏教説話をひもとき、日本における伝道の構造的特色を明らかにする。
妙好人や種田山頭火など、“民衆と伝道”の立場から仏教を見つめつづける著者による、日本仏教の源流探究への新たなる視点。

【目次より】
序章 日本における仏教受容の特色/第一章 飛鳥仏教に見る仏教受容の原型/第二章 天平仏教に見る東アジア仏教受容の様相/第三章 平安初期における仏教受容の進展

〈著者紹介〉本願寺派司教・龍谷大学教授
親鸞と恵信尼

今井雅晴 著
1,600円+税

四六上製210頁
ISBN978-4-921029-62-3

「恵信尼書状」の発見により、近年、親鸞研究に新たな視点を与えている妻・恵信尼。理想の妻として語られてきた恵信尼は、人間として何に悩み、どのように乗り越えていったのか。越後、常陸と生活の場を移すなかで夫・親鸞に何を思い、また子や孫にどのように接していたのか。いまだ論議の絶えない、恵信尼の生まれ、親鸞との出会いと結婚、親鸞帰洛後の半生を再検証しつつ、その生活と信仰を探る。

【目次より】
第一章 親鸞と六角堂の夢告/第二章 京都の恵信尼/第三章 関東の恵信尼/第四章 越後の恵信尼/第五章 中世の巫女・遊女・尼/〈付〉親鸞・恵信尼足跡地図

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授
よみがえる
上宮寺の
法宝物

太子山上宮寺発行
4,629円+税

品切
A4判変型・並製174頁
カラー :108頁
モノクロ: 66頁
ISBN978-4-921029-61-6

上宮寺は親鸞の弟子・佐々木三郎盛綱に始まり、蓮如を「大谷破却」事件などで支えた如光、三河一向一揆の勝祐・信祐、近くは大谷大学第三代学長・佐々木月樵と、三河三カ寺のひとつとして、真宗の興隆に大きく貢献している。
上宮寺に伝わる典籍や書状、仏教美術を一堂に集める本図録は、中世から近代に至る真宗の歴史を繙くうえで貴重な史料である。

【目次より】
[総 説]
 上宮寺小史……
新行紀一
 佐々木月樵−その生涯と人生−……
寺川俊昭
[図版解説]

1)上宮寺の法宝物(総40点)
阿弥陀如来立像・聖徳太子十六歳孝養像・親鸞筆 十字名号裏書き・浄土和讃・持名鈔・歩船鈔・上宮寺絵伝・三河念仏相承日記・如光弟子帳 他

2)上宮寺の歴史(総43点)
雑録・古今纂補鈔・三河国門徒兵乱記・剣 銘 包宗作・本願寺教如書状・御堂勧進帳之事・御堂奉加帳 他

3)佐々木月樵(総39点)
佐々木月樵肖像・清沢満之画像・大谷句佛書簡 佐々木月樵宛・清沢満之稿「俗諦と道徳との交渉」・佐々木月樵自筆原稿「大谷大学樹立の精神」・佐々木月樵年表・著作目録 他

 上宮寺関連年表・図版和文目録・英文目録 他
仏教と
日本のこころ

龍谷大学短期学部
仏教科編
2,000円+税

四六並製410頁
ISBN978-4-921029-56-2

2004年3月、半世紀の歴史に終止符を打つ龍短仏教科。その集大成となる本書では、日本浄土教の源流をたずね、伝統芸能や金子みすず、花岡大学の文学に流れる仏教精神を読み解き、日本人のこころの変遷と展望を探る。千日回峯行者、茶道家元、太鼓奏者など多彩な顔ぶれによる最終特別講義。

【目次より】
一、真実を語る
 金子みすずの慈愛の世界/龍谷大学の木彫の「がまぼとけ」
二、聞思の教え
 聞思の世界/「聞」とカウンセリング
三、行と信仰
 回峯行と人生/解脱上人貞慶と観音信仰
四、浄土を観る仏を見る
 浄土マンダラの世界/見仏の世界
五、道をきわめる
 茶の湯/和太鼓の世界

〈著者紹介〉上山大峻・前龍谷大学学長/朝枝善照・龍谷大学教授/川添泰信・龍谷大学教授/吾勝常行・龍谷大学助教授/光永覚道・千日回峯行者/楠 淳證・龍谷大学教授/稲垣久雄・龍谷大学名誉教授/能仁正顕・龍谷大学教授/藪内紹智・茶道藪内流家元/林 英哲・太鼓ソロ奏者
護法童子
信仰の研究

小山聡子 著
6,000円+税

A4判上製242頁
ISBN978-4-921029-54-8

護法童子とは中世において僧侶や寺院など仏法を守護する子どもである。童子が民衆に信仰されるようになった過程及び地域的展開を国文学・美術史など多分野の史料に基づき多角的に論究する。

【目次より】
第1章 童子信仰の形成
第2章 護法童子信仰の成立
第3章 護法童子信仰の展開
第4章 護法童子像の地域的展開

〈著者紹介〉日本学術振興会特別研究員
本願寺(派)
スカウトの源流

日野照正 編著
10,000円+税

A4判並製196頁
ISBN978-4-921029-52-4

自主性と規律を尊重し、人間愛を育むスカウトの精神−−。寺院における日曜学校を発展させ、いち早く青少年の健全な心と肉体の育成に心血を注いだ、大正から昭和20年代のスカウターたちの活動を、丹念に取材。また本願寺派ご門主、前門様のサインご揮毫など、貴重な資料をふんだんに使用。

【発行】「本願寺(派)スカウトの源流刊行委員会

【目次より】
本願寺(派)スカウトの源流
 1、緒言 2、本稿への道程 3、スカウト運動と宗教信仰 他
資料篇
 幼少年の教化にたずさわる人々へのご消息 
大谷光照様/スカウティングと宗教心 花山勝友/仏旗を中心にして、明治の仏教運動の一面 山崎昭見/東南亜各国の宗教とスカウト運動との連関様態について 日野照正 他
年表

〈編者紹介〉BS日本連盟元評議員・元宗教委員
仏 教
「いのち」と
「こころ」

龍谷大学短期大学部仏教科 編
1,000円+税

僅少
A5判並製174頁
ISBN978-4-921029-46-3
仏教 龍谷大学短期大学部仏教科が、学部設立50周年を記念して、仏教からの「いのち」と「こころ」について、専任の教授陣たちによって書き下ろされた論集。インド仏教から親鸞聖人の仏教、さらには今日の環境問題や脳死の問題などのテーマを取り上げ、仏教を学ぼうとする人々を対象に、仏教と現代の関わり方、さらには仏教の未来について平易に論じる。

【目次より】
「シルクロードと仏教」 山田明爾/「飛鳥・天平の大寺」他 朝枝善照/「仏教と脳死」他 楠 淳證/「阿弥陀仏物語」他 能仁正顕/「玄奘三蔵求法の旅」他 蜷川祥美/「エコロジカル・ライフ」他 谷本光男/「親鸞の仏教」 深川宣暢/「アメリカの浄土真宗の一断面」 川添泰信/「南無阿弥陀仏」の救い 山田行雄

〈著者紹介〉山田明爾・龍谷大学教授/朝枝善照・龍谷大学教授/楠 淳證・龍谷大学教授/能仁正顕・龍谷大学助教授/蜷川祥美・龍谷大学特任講師/谷本光男・龍谷大学教授/深川宣暢・龍谷大学助教授/川添泰信・龍谷大学教授/山田行雄・龍谷大学教授
佛法東漸

龍谷大学短期学部
仏教科編
2,000円+税

四六並製410頁
ISBN978-4-912029-35-9
佛法東漸 古寺薬師寺を舞台に、日本文化に於ける仏教伝来の意義を論証。二千五百年前、インドに発した仏教が、シルクロードの国々を経て中国から日本へ、そして現代にと至る悠久の流れを多角的に捉える。薬師寺住職や仏師などを交え、多彩な教授陣十四人による十七篇を収録。

【目次より】
一、古都奈良への道 二、薬師寺と法会 三、薬師寺と唯識仏教 四、唐招提寺と戒律仏教 五、現代社会に響く仏の声

〈著者紹介〉山田明爾・龍谷大学教授/能仁正顕・龍谷大学助教授/朝枝善照・龍谷大学助教授/松久保秀胤・薬師寺管長/松尾恒一・國學院大学助教授/蜷川祥美・龍谷大学教授/大谷徹奘・薬師寺録事/楠 淳證・龍谷大学教授/龍口明生・龍谷大学教授/蓑輪顕量・愛知学院大学助教授/川添泰信・龍谷大学教授/江里康慧・大仏師/龍溪章雄・龍谷大学教授/谷本光男・龍谷大学教授
千葉乗隆博士
傘寿記念論集

日本の歴史と真宗
品切
千葉乗隆 編
8,000円+税

A5上製函入508頁
ISBN978-4-912029-34-2
半世紀にわたって真宗史研究の伸展に尽力されてきた千葉乗隆博士。その傘寿を記念して、鎌倉期から現代までの真宗における歴史・文化・教学・伝道など、各分野を代表する研究者が書き下ろす最新の研究成果を集成。日本史・真宗史研究者の必読の書。

【目次より】
親鸞の一切経校合 千葉乗隆/新知見の親鸞真蹟道綽伝について 平松令三/恵信尼の下妻での夢に関する考察 今井雅晴/御文三帖目の思想史 大桑 斉/中世一向宗の善知識観 金龍 静/天文の畿内一向一揆ノート 神田千里/本願寺教如の教化伝道について 青木 馨/近世寺内町の一様相 岡村喜史/本願寺文化形成の一考察 籠谷眞智子/能化功存時代の学林管見 平田厚志/本照寺法教改派引戻事件の考察 日野照正/近世後期西本願寺における教団活性化運動の一形態 児玉 識(他12篇)

〈編者紹介〉元龍谷大学学長・本願寺史料研究所所長
 生老病死の
教育観

京都光華女子大学
真宗文化研究所 編
2,400円+税

品切
四六上製238頁
ISBN978-4-921029-22-7

生老病死の教育観 現代の子どもが抱える様々な心理問題、性愛の問題から人間の宿業、中年期の鬱の原因と解決への糸口、さらには死を超える道筋等をテーマにして語り、現代社会が持つ世代層別の諸問題を、仏教と心理学の立場から通常のライフサイクル論とは違った論理を展開。

【目次より】
第一章 現代のライフサイクルと仏教の死生観 太田清史/第二章 子どもと異界 岩宮恵子/第三章 仏教の性愛観 阿満利麿/第四章 中年期の諸問題と仏教 老松克博/第五章 死を超える 阿満利麿/第六章 真宗の死生観 太田清史

〈著者紹介〉太田清史・光華女子大学短期大学部教授/岩宮恵子・島根大学教育学部助教授/阿満利麿・明治学院大学国際学部教授/老松克博・大阪大学大学院人間学科研究科教授

冷泉為村と摂津富田本照寺

原 雅子 著
1,500円+税

僅少
A5判並製118頁
ISBN978-4-921029-31-9
冷泉為村と摂津富田本照寺 冷泉家中興の祖・冷泉為村の釈教歌から、江戸期の国文学と仏教信仰の関わり方を論及。冷泉為村の母、淑子の生家は、西本願寺ゆかりの摂津富田本照寺である。為村は母の五十回忌の法要を本照寺で営み、追慕の証として「たもとしぐれ」という法会の様相と釈教歌、紀行文をしたためた自筆の巻物を作る。本書では「たもとしぐれ」の全文を翻刻し、『無量寿経』の四十八願を典拠とした為村が創り出す釈教歌の魂に触れ得る。晩年の冷泉為村の文学世界が表現される近世国文学の貴重な資料。
新たに、冷泉為村の肖像と巻物「たもとのしぐれ」を口絵に加えて再版。

【目次より】
第一章 冷泉為村論攷
第二章 冷泉為村と釈教歌
第三章 冷泉為村『たもとのしぐれ』

〈著者紹介〉千里金蘭短期大学大学部教授
日野照正頌寿記念論文集
歴史佛教
論集


日野照正 編
8,000円+税

A5上製函入574頁
ISBN978-4-921029-20-3
歴史と仏教の論集 浄土真宗の歴史を基盤に置き、古代から近代に至る仏教、さらには民俗・地誌の研究テーマを29人の研究者たちが書き下ろす論集。本書は、『畿内河川交通史研究』『摂津国真宗開展史』など、多分野で研究成果を残す著者の周辺研究者たちの真宗史に関連した幅広い論考を収載する。

【目次より】
摂津富田教行寺の開基に関する再吟味 日野照正/本願寺と茶の湯 千葉乗隆/親鸞相伝の法然像をめぐって 平松令三/いわゆる「自然法爾」法語について 梯 實圓/日本人の宗教観念と仏教 高田慈昭/『日本書紀』推古天皇二十年是歳条の一考察―障害者受容の一齣― 宮城洋一郎/蓮如上人に見る伝道の姿勢 徳永大信/悪人正機思想について 高橋事久/元暁における「帰命」の解釈について 藤 能成/林松院文庫の宗存版 小山正文 (他20篇収載)

〈編者紹介〉本照寺前住職・文学博士・本願寺名誉侍真
妙音院了祥述
『正信念仏偈聞書』
の研究

─源空・源信篇─

濱田耕正 著
10,000円+税

菊判上製函入
240頁
ISBN978-4-921029-14-2
正信念仏偈聞書の研究 江戸後期の大谷派学僧、妙音院了祥が『正信念仏偈』を128会にわたって講義した述録を翻刻。「源空・源信篇」は32の講述を収める。本文の典拠を聖典に求め、その意とするところを補注で明らかにする。

【目次より】
序章 七祖の義/第一節 七祖建立の義/第二節 元祖の五祖建立の義/他
第一章 源空章を弁ず/第一節 元祖の御伝の義を弁ず/第二節 元祖の偈文の五門分別/他
第二章 源信章を弁ず/第一節 源信僧都/第三節 源信の元意を弁ず/他

〈著者紹介〉同朋大学名誉教授
インド思想
−その経験と思索−

北川清仁 著
3,500円+税

品切
A5上製300頁
ISBN978-4-921029-16-6
インド思想 従来インド思想といえば、ヴェーダ、ウパニシャッド、仏教、六派哲学が主要なテーマとして取り上げられていたが、インド思想にはそれに尽きない豊かな思想的営みが蓄積されている。その一端を紹介すべく、本書はヒンドゥー諸派の思想の解説に加えて、インドの近・現代思想にも焦点を当てて哲学的考察を試みる。

【目次より】
インド思想の歴史的展開/ヴェーダとウパニシャッドの思想/ジャイナ教、原始仏教、部派仏教の思想/ヒンドゥー教と大乗仏教の宗教思想/諸ダルシャナの思想体系/中観、唯識思想とタントリズム/ヴィシュヌ派の宗教思想/シヴァ派の宗教思想とタントリズム/近代・現代の思想

〈著者紹介〉近畿大学講師
親鸞面授
びと

大網信融・板東性純
今井雅晴・赤松徹真
2,500円+税

品切
四六上製288頁
ISBN978-4-921029-13-5
親鸞面授の人びと 関東における親鸞の有力門弟と親鸞の孫・如信上人の行動を解明する論集。
親鸞から直接教えを受けた人を面授の門弟という。その面授の弟子たちに親鸞はどのような教えを語ったのか。孫如信、門弟性信、順信たちが残した初公開を含む貴重資料より初期真宗教団の実像に迫る。


【目次より】
親鸞の東国門弟と如信―今井雅晴
親鸞の念仏と性信の念仏―坂東性純
親鸞と京都での面授の門弟―赤松徹真
如信が聞いた親鸞の声―大網信融

〈著者紹介〉今井雅晴・筑波大学元教授/坂東性純・報恩寺前住職/赤松徹真・龍谷大学教授/大網信融・常瑞寺住職
アメリカに
渡った仏教美術

今井雅晴 著
1,500円+税

四六並製252頁
ISBN978-4-921029-11-1
アメリカに渡った仏教美術 明治初期、フィラデルフィアを訪れた岩倉具視・津田梅子などがふれたアメリカ文化はいかなるものだったのか。また、フェノロサなどを通してアメリカにわたった日本の仏教美術はどのように受け入れられ、いつ、どこで、どのように制作されたものなのか。残された史料から、日本各地を調査し、その由来を繙きながら、日米文化交流の歴史をみつめる。

【目次より】
1 岩倉使節団の訪問 2 津田梅子の留学 3 フェノロサとフィラデルフィア 4 フェノロサの娘ブレンダの美術品寄贈 5 棟方志功の滞在 他

〈著者紹介〉筑波大学名誉教授
仏教美術
の研究


光森正士 著
15,000円+税

B5上製函入340頁
品切
ISBN978-4-921029-10-4
画像作成中
全国各地の仏教美術の名品を調査し続けた技術者の眼で、仏教の造形的表現美と民衆信仰の実相を、四百点の写真図版と共に論述。天平・白鳳期の古代仏から鎌倉期の快慶型の阿弥陀仏像に至る仏像彫刻の変遷を概観。正倉院・東大寺などの工芸作品の逸品を論及して仏教の造形的表現美の源流を探る。

【目次より】
仏像の流転─日韓の古代誕生仏の諸相─ 奈良市内の社寺に伝来する木漆工芸品 奈良時代の仏具 安陀会について 山越阿弥陀図について 親鸞聖人木像 阿弥陀仏像 他


〈著者紹介〉元奈良大学教授
親鸞
その
家族

今井雅晴 著
1,500円+税

品切
四六並製240頁
ISBN978-4-921029-06-7
親鸞とその家族 家族をもったがゆえに苦しむ非僧非俗の僧侶・親鸞とその家族の葛藤を描く。
仏教史上はじめて公然と妻帯にふみきった親鸞。結婚は親鸞の生活と信仰にどのような影響を与えたのか。妻・恵信尼、長男・善鸞、末娘・覚信尼などはどのように親鸞に接したのか。それぞれの信仰のありさまと家族のきずなをさぐり、親鸞とその家族の姿に迫る。

【目次より】
序章 僧にとって結婚とは/第一章 結婚と極楽浄土/第二章 結婚生活/第三章 恵信尼/第四章 息子・善鸞/第五章 越後の娘と息子たち 他

〈著者紹介〉筑波大学元教授